パスケースによく使われる素材と印刷方法
毎日の通勤・通学で欠かせないパスケース。交通系ICカードや社員証など、頻繁に取り出す機会が多いアイテムだからこそ、デザインや素材にこだわって選びたいという方も多いのではないでしょうか。
近年はオリジナルデザインのパスケースを1枚から作成できるサービスが普及し、好きなイラストや写真をプリントしたオリジナル品を手軽に作れるようになりました。ただし、仕上がりの質感や印刷の発色は、素材によって大きく異なります。
本記事では、パスケース作成に使われる代表的な6つの素材——PUレザー(ポリウレタンレザー)、レザー、ビニール(PVC)、ラバー(TPU)、ポリスチレン(PS)、アクリル——の特徴とメリット・デメリット、そして各素材に適した印刷方法について解説します。素材選びに迷っている方や、オリジナルパスケースの作成を検討している方の参考になれば幸いです。
PUレザー(ポリウレタンレザー)

PUレザーは、ポリウレタン樹脂を布地などの基材にコーティングして作られた合成皮革です。本革に近い見た目と質感を持ちながら、コストが抑えられる点が大きな特徴です。表面が均一で滑らかなため、印刷との相性がよく、鮮やかな発色を得やすい素材でもあります。パスケースへの採用が多い理由のひとつと言えるでしょう。
また、本革と比べて水に強く、汚れが付いても乾いた布で拭き取りやすいため、日常使いに向いています。動物性素材を使用しないことから、ヴィーガンレザーとして選ぶ方も増えています。
主な特徴
- 1個からオリジナルで作れる
- 高級感がある
- フルカラー印刷できる
レザー

高級感のあるカードケースを作るならレザー素材のパスケースがおすすめです。レザー製品に名入れをする場合は基本的に単色印刷もしくは型押しでの名入れになります。フルカラーのインクジェット印刷なども出来ないことはないですが、革の素材感との相性があまり良くないようです。ホワイトのレザーにフルカラーのインクジェット印刷をするのはアリかと思いますが、パスケース印刷で対応しているサービスは今のところありません。
ビニール系素材と比べると対応している業者は限られてきますが、ストラップ付きのレザーパスケースが作れるUP-Tや、1個から作れて革の色も自由に選べるJOGGOなどがあります。
主な特徴
- 1個からオリジナルで作れる
- 高級感がある
- 型押しで名入れが可能
- フルカラー印刷には不向き
ビニール(PVC)
PVCとはポリ塩化ビニル(polyvinyl chloride)のことで、ソフトな手触りのビニール素材です。定期券入れなどのパスケースで使われる素材としては最もポピュラーなタイプです。軽量で使いやすく、フルカラーのプリントが可能です。
PVC素材の最大のメリットは好きな形状で作ることができるところです。パスケースというと普通は長方形ですが、PVC素材であれば星の形やハートの形、あるいはプリントするキャラクターのシルエットに合わせて切り取ったりすることも可能です。大量生産に向いているためキャンペーン用の販促品としても非常に人気があり、また子供向けの通学用定期券ケースとしても最適なタイプです。
主な特徴
- ソフトケースタイプ
- インクジェット、シルク、オフセット印刷が可能
- 好きな形で作れる
ラバー(TPU)
TPUとはThermoplastic Polyurethaneの略で「熱可塑性ポリウレタン」という素材のことです。ゴムのように柔らかく弾力があるのが特徴で、iPhoneケースなどの保護を目的としたケースにもよく使われます。パスケースの場合、ゴム素材やラバー素材という標記があるものは大抵このTPU素材で作られています。
デザインをプリントする場合はインクジェットでのフルカラー印刷が一般的です。どの業者も最低50個〜と比較的小ロットで対応してくれますが、業者によって片面印刷か両面印刷かが異なりますので注意してください。
ボールチェーンやストラップなどでバッグに下げて使うのが一般的です。オリジナルで注文する場合は大抵何かしらのストラップパーツが無料でついてきます。
主な特徴
- ソフトケースタイプ
- インクジェット印刷が可能
- 裏面にも印刷できる
ポリスチレン(PS)
ポリスチレンはハードタイプのプラスチック素材です。CDのケースに使われている素材といえばわかりやすいでしょう。
軽くて扱いやすいため、低コストで作れるのが魅力ですが、同じハードタイプのアクリル素材と比べると熱に弱く、衝撃耐久性が低いというデメリットもあります。
主な特徴
- ハードタイプ
- インクジェット印刷が可能
- 低コストで作れる
アクリル
アクリルは硬質の合成樹脂の一種で、加工のしやすさから様々な日用品で使われています。綺麗に透き通っているので高級感があり、販売用やブランドもののパスケースでも多く用いられる素材です。
アルファベットやイラストを切り抜いたものを重ねることで立体的なデザインにすることもできるため、アイデア次第で面白いパスケースを作ることも出来ます。
アクリル素材のパスケースが作れるメーカーは数が少ないのですが、東京都墨田区のティンカーベルドリームや、港区のGoods工房などが対応してます。
主な特徴
- ハードタイプ
- インクジェット印刷が可能
- 透明度が高く高級感がある
まとめ
パスケースに使われる素材はPUレザー・レザー・ビニール(PVC)・ラバー(TPU)・ポリスチレン(PS)・アクリルと多岐にわたり、それぞれ質感や耐久性、印刷との相性が異なります。
オリジナルデザインで作成する場合は、素材の特性と印刷方法の組み合わせを意識することが、満足のいく仕上がりへの近道です。日常使いの耐久性を重視するか、デザインの発色を優先するかによって、最適な素材は変わってきます。用途や目的に合わせて選んでみてください。
オリジナルの名入れパスケースを作るならこちらがおすすめです
オリジナルプリントサービスの「UP-T」では、デザインを印刷したパスケース、高級感溢れるレザーパスケース、便利なコインパスケースなど、さまざまな種類のオリジナルパスケースを1個から作れます。






